星のノート

ホロスコープの読み方——出生図の一行を読めるようになる

ホロスコープ(出生図)の読み方は、たいてい円の絵から教えられます。順序は逆のほうが早いはずです。図に描かれた印はどれも「どの天体が、どの星座の何度にいたか」という一行に還元でき、円はその行を並べて見せる器だからです。まず一行を読み、それから円に戻ります。

「牡牛座23°14′」——まず一行を読む

位置は「牡牛座23°14′」と書き、二十三度十四分と読みます。この分は角度の分で、1°の60分の1。六十進法はバビロニアの天文から受け継いだもので、時計の分とは別のものです。一星座は30°ですから、23°14′は牡牛座の遅い側、次の双子座まで6°46′のところにあります。

図の情報量は、この行が何本あるかです。太陽と月、水星から冥王星まで、そこに上昇点と各ハウスの起点が加わります。円が読めないと感じるとき、読めていないのはたいてい、行の出どころのほうです。

円は太陽系の地図ではなく、地平線の図です

円周は黄道——太陽が一年で通る道です。360°を30°ずつ十二に区切り、度数は反時計回りに増えます。多くの出生図は上昇点を左端に置き、そこを通る地平線が図の中央を横切ります。

ですから配置そのものが情報です。上半分にあった天体は、その瞬間、地平線の上にありました。真夜中生まれの太陽は円の底に、正午生まれなら天頂寄りに来ます。天体どうしの距離は描かれません。円が写しているのは方角だけです。

意味のある桁と、境目までの距離

行の桁は、どこまで信じてよいかが天体ごとに違います。太陽の黄経は約 ±0.01°、月は約 ±0.2°——およそ12′です(誤差の出どころは〈ホロスコープはどう計算されるのか〉に)。23°14′の月は、正直に書けば23°02′から23°26′のどこかにいます。

度数は精密な量としてではなく、境目までの距離として読むのが実際的です。牡牛座0°40′と29°30′は同じ「牡牛座」ですが、前者は牡羊座を出たばかり、後者は双子座の戸口に立っています。どちらかに当たった方は、出生時刻を確かめ直す値打ちがあります。

ハウスとアスペクト——同じ円の、別の切り方

ハウスは、同じ円をもうひとつの規則で切ったものです。十二星座が春分点から季節で切るのに対し、ハウスは上昇点から、その土地の地平線と子午線で切り、身体・財・家・仕事といった生活の領域に当てられます。

切り方は一つに決まりません。ホールサイン、プラシーダス、コッホ——同じ出生データから違うカスプが出て、ある天体が一方では9ハウス、他方では10ハウスに入ります。天文の結論ではなく、流派の選択です。

アスペクトは二つの行のあいだの角距離で、0°・60°・90°・120°・180° に数度の許容を認めて読まれます(この角度の算術は〈星座の相性〉に)。外側の天体は語彙を増やしますが、速さも足します。冥王星は一星座に12年から21年かかり、描くのは個人ではなく同学年です。

確かに埋められる三行から

本サイトが計算するのは太陽・月・上昇点の三行だけです(範囲は〈算出方法〉に)。三つはどれも誤差を書けて、ほかの暦と照合できます。ハウスのカスプは方式次第で動き、照合の対象になりません。

三行は無料で集まります。太陽星座は /zodiac-dates、月星座は /moon-sign、上昇星座は /rising-sign。いずれも星座と一緒に度数を返しますから、境目までの距離も同時にわかります。

並べたあとにすることは一つ、噛み合わない一組を探すことです。分類の話がその人の話に変わるのは、そこからです。

上昇星座から始める